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恋愛関係の終わりかたはクレームと似ている!?

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最近、男と女の別れ方と
その人の仕事のしかたは似ている!
と思うできごとがありました。

ある男性に・・・
A社が仕事を依頼したのは昨年秋。

できあがってきた作品はひどいものでした。
「何度でも修正します!」と彼は訴えますが
これ以上、方向性を説明しても通じない相手に
さらに修正に時間をかけてまで?・・と
A社はキャンセルを申し出ました。

頑として最後まで作らせろと彼は要求します。
「白紙に戻したい」と担当者が言っても、
それがキャンセルを意味していることに
気づかないらしく続行しようとします。

担当者がいくつかの不満の根拠をピックアップし、
さらに弁護士に見せた契約書を指さしました。
返金の正当性を論じると
今までごねていた態度を翻し、あっさり了解しましたとの返事。

彼はPC上でA社のデータをなくしたのです。
さらに〆切り提出日を守らないばかりか、
その期限の前日には自分の”遊び”を優先していました。

仕事であれば徹夜してでも
その日に間に合わせなければいけません。
それなのに・・・・・・・・・・・・・・

そんな事情もあって彼の仕事への評価は下がる一方です。

この話を聴いた彼の恋人は
怒りと失望でいっぱいになりました。

これが彼の仕事への姿勢なのか・・・

彼と彼女はここ半年あまり恋愛関係にあり、
ちょうどこのできごとがあった頃、
別れ話が出ていました。

浮気、うそ、そしてとどめがこのできごとでした。

大人の男性であるのに・・・
彼女からの要求に正面から向き合おうとせず、
絵文字付きで
「そんなに怒ると疲れるよ♪」
という軽い返事で関係を終えようとする・・

その誠意のなさに彼女だけではなく、
私もまた腹が立ちました。

男女とも以前からの知り合いではありましたが、
女友達は情が深くとても気持ちの優しい人です。
そこに彼が甘えているように感じたのです。

彼は・・ふだんから

「自分の才能に自信がない」
「プライドがあるので謝るのは嫌だ」

と弱音を吐くことが多かったようです。
そのくせ表面的には
仕事のできる人間のようにふるまう・・

「ちっちゃいなあ・・って思ったのよね。」

ぽつりと彼女はつぶやきました。

もう彼に対して「憐れ」という感情しかないとのこと、
気持ちを切り替えて
今は仕事に精を出そうとしているようです。

クレームへの対応と
恋愛関係の終わり方に共通して言えるのは
人間としての器が試されるということ。

もっと細かい状況を書きたいところではありますが、
個人が特定されてしまうのでこの辺で。

でもね、
「誠意」とは何かを考えさせられたできごとでした。