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グリーフケアの学びから感じること

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フェイスブックに投稿したものをこちらに少しまとめてみました。
10月からの上智大学公開講座や犯罪被害者の会で学んだことです。
事件・事故の記憶を風化させないためにも
「伝えていくこと」が聴いたものの役目だと思っています。
はすの花

【ただごとの力】
(H27.10.13投稿)

世田谷一家殺人事件を
覚えていますか?
15年前の大晦日、
家族4人の尊い生命が奪われました。
亡くなった奥さまのお姉さんである
入江杏さんのお話を拝聴しました。
二つの言葉が強く心に残りました。
「ただごとの力」とは、
あたりまえのことを
あたりまえに喜びを持って
日々繰り返すこと。
そして、人生はその長短に関わらず
全きもの(perfect)である、と。

【「悲」という字の】
(H27.10.17投稿)

「非」は、羽が両方に分かれる、
つまり引き裂かれるという意味。
だから、
「悲しみ」とは心が裂けるほど
つらい思いなのです。
JR福知山線の脱線事故から
10年が経ちました。
遺族のかたの
お話を聴く機会がありました。
娘さんが同志社大学に
入学したばかりの4月25日の朝、
駅で見送ったのが
最後となりました。
そのお母様は話の中で
最後までJR職員を
「加害者」とは呼ばなかった。
不完全な人間同士だから
恨むなど相反することはしなくていい
無力な人間の存在そのものが
悲しいのだとおっしゃいました。
隣で一緒に聴いていた娘の手を、
ぎゅっと握った私がいました。

【オウムの地下鉄サリン事件から】
(H27.10.23投稿)

20年!
阪神・淡路大震災も同じ年です。
臨床仏教師である神仁先生のお話を
お聴きしました。
カルト集団に入信したかたのケアを
なさっています。
~宗教とは真の幸福を
人にもたらすもの、
深い精神レベルで
自己を確立する
自立への道である~
依存ではなく、
自立をしていながらも
甘えることのできる人こそ、
自他一如の世界を
生きられるのでしょうね(*^^*)