ある日ちらしが入ってきました。
うちの近くで、
樹木葬墓地が売りに出されています。

宗教自由、
後継者不要、
1区画40万円より、と
出ています。

思わず目が行きました。

50歳を過ぎると、
人生のキャリア発達課題は
「老後の準備と育成」
というテーマに入ります。

60歳定年と仮定するなら
50歳を過ぎると同時に
あと何年で社会的な引退、と
カウントダウンが始まるからでしょう。

それは、定年のない自営業であっても
社会的にひとつの区切りである年代ですので、
何かしらリセットするような
気持ちになるものです。

そして、もし皆さんが
あと数ヵ月の命と言われたら
何をどうしますか?
私は「発つ鳥後を濁さず」を
大切にしたいので、
残った人たちが困らないように
準備をしたいと思います。

それが私にとっては50歳という年齢でした。
会社を譲渡し、
負っている荷物を整理、
保険の見直しと介護保険に加入、
そうしてあとは好きに生きると決めて
東京暮らしを始めたのです。

思い返すと、19歳の時に亡くなった父と
同じことをしているなぁと。
父は私が高校の時に一度倒れています。
そのせいでしょうか。
私たち娘と母が困らないように
遺書や手続き書類も
ちゃんと決まったところに置いてありました。

私は今あるどこのお墓にも入りたくないのです。
夫と二人でいられたらと思います。
(娘はお嫁に行くでしょうし。。。)

それを考えると、
樹木葬のように少しでも地球に優しく、
お参りに来るかたにとって、
便利なところにしたいと思っているのです。

知り合いが生前葬を終えました。
まだお若いのに、です。

ちらしから・・
死をどうとらえるのか、
時代と共に価値観も多様化してきたなぁと
考えさせられた時間でした。