欲がないって言ったら
叱られてしまうかしら。
でも以前と比較して
これをしたい・・あれがやりたいという
気持ちが薄れてしまい
何となく元気がないなあって
ついこの間まで、そう思っていました。
30代~40代にかけて、
私の人生は大きく花開きました。
新聞一面に取り上げられた・・
(けっして犯罪をしたわけではなくて!!!)
テレビのコメンテーターとして
レギュラーを持っていたし・・
何か事件やできごとがあると
取材が来たし・・
会社を起こしてからも
さまざまな苦労含めて・・^^
たくさんの経験をさせていただいた・・
政治の世界も少しだけお手伝いをしました・・
講演は一日に数本したこともあって
馬車馬のように働いた・・
人気講師としてリピート率100%を誇っていました・・
やりがいは確かにありました。
カウンセリングにしても
講師にしても・・
相手に寄り添い、気づきを促すことで
変化していくクライエントやお客さまを見ていると
役立っている実感があったから。
いえ、過去を自慢しようというのではないのです。
自分の夢を追いかけていた頃が
ある意味懐かしく・・
今の若いかたがたの貪欲さをうらやましく思うのです。
やりたいことをやりつくしたから
今の私には夢がなくなったのだ・・
ここ数年、バーンアウトしたのではないかと
我が身を心配もしました。
でも最近、それが違うことに気づいたのです。
「価値観が変化した」だけのことだということに。
そう!欲がなくなったのではないのです。
違うものに姿形を変えながら
私の情熱は今も息づいています。
例えば新しく学問を吸収するときの好奇心。
専門家としてストイックなまでの追究。
新規事業の立案と計画。
受講生が自立していくことを想像すると
起こってくるわくわく感。
自分の中で”不足している煩悩”を追い求めるのではなく
心静かに満ち足りた炎を燃やしています。
だからこそ
ぶれない神田裕子でいたいのです。