自己開示能力って何ですか?

という問い合わせをいただきましたので

少しご紹介しますね。

 

自分の心の内を相手に話したり

感じたことを率直に伝える能力のことです。

 

これができていないと、親しくなるのに時間がかかる、

または相手との距離が生まれて友人が少ないということになります。

他人からの自己開示を待っているのではなくて

できれば自分から進んで心を開いていきたいものです。

 

それではどうしてそうできない人がいるのでしょう?

 

ひとつは用心深いところがあること。

深いところで人と関わると

何かトラブルがあったときにとても傷つきます。

それがこわいので最初からガードしてしまうのです。

 

他人からだまされたくないと思っている人も同じです。

自分が疑っているから相手を信用できず

結果、友情を築くことができない・・残念なことです。

 

あ、もちろん心を許し過ぎて

詐欺に遭うなんてことは例外ですよ。

他人から気に入られたいがあまり

相手の言う通りにしてしまうのは「迎合」と言います。

それは対等な人間関係ではないのでこれも違う話です。

 

自己開示能力の低い人の中に

劣等感を強く抱えている人がいます。

自分の内面のいやなところを他人が知ったら

友達が離れていくだろうと思っています。

一方で自分の情報をあまり周囲に伝えず

他人の情報だけは収集したいかたもこのタイプとなります。

自分が優位に立ちたいのです。

この時点で他者と自分を比較していることがわかります。

どちらにしても周りはそのうちそういう人だと理解していきます。

 

NHK朝のテレビ小説では

主人公あささん・・陰口を言わないし

苦手だと思う相手にも「どうしてそう思うのですか?」と

向かっていきます。

あれこそ自己開示能力が高い人の行動です。

 

ただ一点気をつけなくてはいけないのは、

自己開示能力の高い人は

相手にもそれを求めてしまう傾向があります。

その人は心を開くことに時間がかかるのかもしれないのです。

時が来るのを待ってあげる心の余裕が欲しいところです。

 

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(写真は波留さん画像から~)