今日は
「リスクアセスメント」がテーマです。
「リスクマネジメント」は聞いたことがありますね?
ビジネスだけではなくてカウンセリングにおいても
リスクに対して対処しておくことは必要です。
ただ、この場合アセスメントという言葉は
主に心理検査をする際に使われます。
しかし正式には
「判断すること」を言います。
例えば冷蔵庫の中に
賞味期限が切れたお惣菜が入っています。
あなたはそれを取り出して、
食べられるかどうかを見極めようとしませんか?
またあるときは、
朝のニュースを見ながら、
「今日の雨の確率は35%かあ・・
傘を持っていこうかどうしようか・・・」と悩んだあげく、
まあいいかとそのまま出かけたり。
つまり日常的に私たちは
「アセスメント」をしているのです。
アセスメントとは次の3つからなります。
① 情報の収集
② 情報の整理
③ 判断する
誰かを好きになった場合に例えると
まずその人に彼女がいるのかどうかを
確認しようとするでしょう?
それは①にあたります。
その次に得た情報をもとにして、
彼にチョコレートを渡そうかどうしようかと
頭の中で整理します。それが②です。
そして「よしっ!あげよう!」と決めるのか、
やっぱりやめた!になるのかは別として
結論を出すわけです。
ここまでがアセスメントです。
では今後に向けて、
実際に動き出すことは何というのか?
それを「マネジメント」と言います。
リスクについての対処行動に移っていくのです。
では本当にこのできごとは
クライエントにとってリスクと呼べるものか?
リスクの発生確率は高くなったのか、
重大性はどのくらいかなどを
考えながら対処方法を選んでいきます。
カウンセリングがただ話を聴いているだけ、
またはアドバイスをするものと思われがちですが、
実はカウンセリングは、
常にリスクアセスメントの連続であるのです。