ふっとしたときに
幸せだな~って感じることがあります。
ドライヤーをかける娘が
私の好きな曲を鼻歌で歌っているとき
思いがけない時間に夫が
メールで「寒いねぇ、風邪ひかないように」と書いてきたとき
おしゃべりしていたら
友人が
「裕子ちゃんの本を”幸せじゃない友達”に読んでもらいたくて
プレゼントしたの」って。
そんなそぶり、少しも見せなかったのに・・
”あたりまえ”だと思っていることは
あたりまえではなくて、
そうあることが幸せなのです。
「ただごとの力」
日常の幸せをそう呼びます。
幸せになりたいという人が多いのですが、
幸せは「感じる」ものです。
お金がいっぱいあっても
地位や名声を手にしていても
自分がそう感じられなかったら幸せとは言えません。
欲しいものを手に入れて、ふっと気づいたら
誰も喜びを分かち合う人がいない・・
なんて哀しいことでしょう。
そう心の底から思えるようになったのは、
カウンセリングを始めて数年経った頃でした。
クライエントとして来談されるかたの中には、
他の人がいいなあ~って言いそうなものを
いっぱい持っている人がいます。
例えば社長・・議員・・医者・・主婦・・トップ営業マン・・
でも彼らは皆、幸せじゃない・・・
だから悩みをたくさん抱えています。
自分が何に価値を置いて人生を過ごしたいのか、
たまに立ち止まって考えましょう。
けっして病んだから、だけでカウンセリングに来るのではなく、
心の中を整理したい、そういう場合にこそ
気軽に活用していただきたいと思っています。