アメリカの文献を読んでいて
ネパールのある実情を
知らせる記事に目が行きました。
それは、貧困からくる人身売買。
収入の少ない家庭に
女の子が産まれると
思春期頃に
なぜか彼女たちは町からいなくなるのです。
そこはインドとの国境に近く、
Chitwan District にある町。
年収平均は210ドル、
日本円にして2万円ほどです。
しばらくすると彼女たちはまた戻ってきて
結婚し子どもを産む・・・。
でも、年齢を重ねてわかることは
夫婦またはどちらかがHIVに感染していること。
そうして長くは生きられない現状があります。
これは・・
まだ世界中で、特にインドを中心として
残っている神話・・・
「処女とセックスをするとエイズは治る」
からくるものです。
間違った知識が、
女性たちの命を、さらにはパートナーとの
幸せを奪っていくのです。
彼女らを救うのに、
中途半端な同情は必要ありません。
一時的にお金を差し上げたとしても、
なんの足しにもならない・・・
それよりも必要なのは、
教育と経済の発展です。
学校を建て、世界の情報を伝達し、
自分で人生を切り開いていく力を
養成しなければなりません。
医師だちの調査団がそこを訪問してから8年。
ようやく先進国が動き始めて
支援に乗り出そうとしています。