今日の不幸グセさんはPさん。
45歳の既婚女性です。
子どもは高校生で部活だなんだと忙しい毎日、
夫は仕事とゴルフでほとんどうちにはいません。
何か寂しいなあと思うことが多くなりました。
認知症になった母が施設にいるのでたまにお見舞いに行きます。
すると小さい頃の思い出・・
それもマイナスのものばかりが甦ってきます。
それは母親の愚痴を聴き続けていなくてはいけなかった自分。
長女のP子さんはどちらかと言うとおとなしくて
親にも口答えはしないほうでした。
母親は社交的で地域の役員もやっていましたが、
何かというと他人の悪口や不満を口にします。
でも見栄っ張りなのでそんな様子を
これっぽっちもご近所の人には見せませんでした。
そのはけ口はP子さんにいき、P子さんにしても
黙って聴くだけで母親がすっきりした顔になるのがうれしくて
ずっと聴いていたのです。
結婚して20年目に夫に言われました。
「お前の考えていることがわからん!本音はどこにあるんだ?」と。
P子さんは自分では気持ちを表現しているつもりだったので
その言葉にとてもショックを受けます。
それから夫婦関係もぎくしゃくするようになり、
今では家庭内離婚のようです。
もしかしたら私は感情を伝えられない人間なのでは?
それは母のせい?
そう考えて悶々とすることが多くなりました。
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(カウンセラーの脳みそおばちゃんの声)
もう・・いいよ~親代わりをしなくても。
本当は母親にわがままを言ってみたかったでしょう?
話を聴くのではなくて学校のお話、
あなたのほうが聴いてもらいたかったでしょう?
あなたはお母さん役をずっとやってきたの。
だからもう誰かに甘えましょう?
ご主人とね、ゆっくり語り合ってもらいたいの。
時間をかけて気持ちを伝えましょう?
「本当は嫌だと言いたかった・・・
本当はうちにいてと叫びたかったの・・・
さびしいって打ち明けたかったの・・・」
気持ちを伝えられたら、ちょっとずつ関係が変わっていく。
もし難しかったらおばちゃんが寄り添ってあげるから。
~教訓~
親は子どものカウンセラーであることが基本。
良い親にならなくてもいい、でも逆転してはだめ!