東京へ戻りました♪
やはり秋・・・秋・・・札幌の秋みたい^^いちょうがまだ残っていますね。
さて、東京に移り住んでしばらく、
もうカウンセラー養成はやめようと思っていました。
正直なところ人を育てるのは本当に難しいと
感じることがあったからです。
講演やカウンセリングの仕事だけをしていれば
極端な話・・、何かがあっても自分の信用がなくなり
仕事が来なくなるだけのことです。自分の責任を負いやすい。
でも他者を育てるということは、その相手も含め
起こっていることすべてが育てる側の責任です。
以前、こんなことがありました。
ある企業で私が講演をした2年後、
うちから独立した元スタッフが
同じ企業で講演をしたのです。
何日かが過ぎ、その講演の担当者から連絡がありました。
「神田先生~△△さんに講演を依頼したのですが
まるで2年前の先生を見ているようでした・・・
さすがお弟子さんは似るのですね。
使った資料も先生とまったく同じでした~」
ギョッとしました。
資料は講師の命です。
もしプライドがあるのなら、
自分で作り直した資料を使うのがプロというものでしょう。
まして2年も経てば情報は変化しています。
次々と新しい知識を取り入れていかなければ!
それに気づかないのかな・・・
それは養成講座で使用するテキストもそう。
心理学者の年表を追うとき、
以前なら生きていた学者も
今は亡くなっているかもしれません。
それを見直さず同じテキストを使い続けるスクールのなんと多いことか・・・
今年スクールを開校するにあたり、まあテキスト見直しの大変なこと!!!
でもかなりマニアックなテキストに仕上がりました(笑)
話を元に戻しましょう。
それでね、担当者の言葉の何がショックだったかというと、
依存体質の生徒さんを育ててしまったいう後悔と反省。
結局そのかたは神田裕子のコピーとしか周囲が認めていません。
これからのそのかたの努力にかかっているでしょう。
自分の価値基準をしっかり持ち、考え行動し、
新しい方向性を生み出すことが真の自立に結びつきます。
まあ、その育成経験を反省して
これから新たなスクール運営をしていこうというわけです。
うちのカウンセラー養成の基礎をコンピテンスメソッドと名づけました。
それは「スキルと専門的知識」です。
そこをたたきこめば最低限の力は身に付きます。
でももっと大切なのは、生徒さんの個性に応じた方向性を見つけてあげること!
そうしたら生徒さん同士、他を羨ましく思うこともなくなります。
その人らしい「自立」をサポートしたいと強く思います。
天地人がそろうべく、受講生をサポートするための仲間が集まりつつあります。
いざっ!